「今回の±土を開催に対して・・・・」
アパレル業界に販売員として勤め始めて、色々な矛盾や理解できない事や楽しい気持ちや出会いに別れ失敗など経験しながらの毎日
ふと思う事があった
僕の評価の値は ”どれだけ多くの洋服を販売できたか否か”
何度か見たTHE TRUE COSTを見て矛盾や納得いかない部分と今の自分の気持ちが合致
販売業を続けたい気持ちが冷めてしまい岡山へ渡り洋服の製造業へ転職した
製造業に身を移したのはいいが、多くの数を作らなければ利益が生まれないという、そもそもの仕組みに疑問を覚え
売れるか分からない服を作るくらいなら「欲しい」と言って「大事」にしてくださる人にだけ向き合い
それで経済的にも回るように仕組みを作れば良いのではないか?
その思いでHaruhito Jeansを始めた
始めた当初は想像していたよりも全く売れない時期も数年あり日々営業に出向く日々だったが、
自分に嘘をついてやりたくない製造・販売方法をするよりよっぽど良いと信じて続けた
Haruhito jeansを始めて5年ほど経った時に頻繁に耳にするようになった『SDGs』
アパレル業界が起こす環境に対する問題が取り上げられ始めた。
今度は主に衣類のゴミの問題である
やっぱりそうだよな,,,
この時には既に企業ユニフォームの依頼を頂ける機会も頂き会社で生産する衣類の数量も増大していったタイミングであった
販売業から逃げるように始めた洋服作りがまた社会的に問題とされていて、もれなく自分自身も消費促すゴミを出しているのは紛れもない事実である
一体自分は何のために服を日々製造しているのか?
なぜなのか?
自分が目にする他社の情報からリメイクやアップサイクルなどの『SDGs』を意識しています、
トレンドワードのように上手に誤魔化して物を売ろうとする姿勢に心底嫌気を覚える
「そんな小手先のことが何の解決になるんだ」
インスタントなその場しのぎのようなモノを目にする度に嫌な気持ちになる
まるで自分を見ているようで嫌になる
いっそのこと「私はゴミになる可能性になるものを作っています」と言い切ってしまっている方がいっそのことまだ信用できる。
そんなネガティブなことを思い続けていた渦中に出会った金澤バイオ研究所
ここは多くの地球規模の環境問題解決にマジで取り組んでいる
「無くてはならない」組織だと思う
僕らは洋服の製造業を続けている限り必ずといってゴミとなるものを産んでしまう
それが避けられないのであればアパレル業界という枠組みを越えて地球規模の「問題解決」に日々研究邁進されている組織の存在自体をサポートする事に決めた
遠回りは最高の近道なのだ
今度は逃げずに製造業を生業としている者としてのできる範囲の僅かな責任を負いたいと思っての行動と未来への投資のはじまりだ
《概要》
企画展「+-土」~黒い土こそ生命の源~
開催日程 / 2022 年 4/6 (水)~4/13(水)
開催時間 / 11:00-19:00
会場 /CALM & PUNK GALLERY
〒106-0031 東京都港区西麻布1-15-15 浅井ビル1F
《参加Artist》
望月玲児郎 (ragelow)
GRAND COBRA
《土》
株式会社 金澤バイオ研究所 (金澤 晋二郎 / 金澤 聡子)
《主催》
株式会社 Haruhito
《企画 / 制作》
NAMb (markerstudio)
《協力》
ガスアズインターフェイス株式会社
《お問合せ》
info@haruhito.jp