CONCEPT
HARUHITOの経営理念
HARUHITOは生涯を共に過ごしたいと思える"タカラモノ"を世に送り出すことを目的に活動している。"タカラモノ"の定義は人それぞれの価値観によるが、HARUHITOの思う"タカラモノ"とはプロセス(製造工程からお届け)に、物語のあるモノのことを指す。
例えば息子や娘が両親に何かプレゼントを送った時のあのなんとも言えない心地のよい"あたたかさ"や 大切な友人から思いのこもったプレゼントを頂いたときの高揚感、子供がくれる木の実や石ころなどのプレゼントの破壊力は特別なものがある。
その瞬間には、価格や世間的なブランド価値を無視した圧倒的な感動や価値が存在する。"一生大切にしたい"という気持ちが芽生えることも少なくない。誰しもが多かれ少なかれ一度はそのような体験と出会った事があるのではないだろうか?なぜ一生大切にしたいと思うのか?そこには一体何があるのか?
HARUHITOの思う答えはプロセスの重要性である。
つまり製品の社会的価値やクオリティではなく、
【誰から・どんなモノを・どんなふうにもらうのか】
その物語の内容次第でそのモノの持つ価値は大きくも小さくもなってしまうと考える。逆を言えば 世間的に価値があるとされているものでも、手元に届くまでの物語が乏しいものであれば 届いてしばらくの間は喜びや感動は存在するが、人間である限り必ず"飽き"という感情が訪れる。そして結果、継続的な感動や愛着は薄れ、いずれは存在すら忘れられてしまう。
モノが溢れ"飽き"が訪れやすい今のご時世に、我々は感動や、宝物だと継続的に思ってもらえる物を届けることを使命としている。
《製品クオリティ(生地・縫製技術)が高いのは、もはや当たり前の話であり、そこを前に押し出す必要 はあまり感じていない。》
その手段として我々が選択したのはオーダーメイドでのジーンズの対面販売である。いわゆる会話を経て趣味や嗜好を伺い、時には他愛もない会話も交えながら一緒にデザインを組み 立てていく。その時間自体を、心地のよい思い出深い時間に感じていただけるように最善を尽くし、購入して頂いたあとにも継続して【あのとき・あの人に・どんなふうに】を思い出して頂けるよう、そして結果として"大切にしたいな"と思って頂ける可能性を少しでも増やしたい。あくまで"オーダーメイドでの対面販売"という形式を選択したのは、継続的な感動に出会うための可能性を広げる1つの手段であり、"オーダーメイド"でモノを作ることが最終目標ではない。
我々の最終目的は"タカラモノ"と継続的に振り返って頂ける製品を世に送りだすことであり【感情】という"人間らしさ"に触れ続けたいのだ。
時には会員制のパーティー、そして今後は一緒に製造工程をお客様と共に見届ける体験施設の設立、離島やビーチなどでの展示会など物語のある"感動するモノの届け方"をこれからもとことん追求していきたい。